遠隔読影をどこに頼めばいいかわからない。

「放射線科医が足りないのはわかった。
だから、遠隔読影をお願いしたい。」

「でもどこに頼めばいいかわからない。」

「MRさんに聞いても、明確な答えは返ってこないし、
インターネットを見ても、どこがいいのかわからない。」

大手なら安心か?

答えは、半分は正解かもしれませんが、半分は不正解です。

大手読影会社のメリット

導入までがスムーズ。
読影医が豊富。
大手ブランド。

といったところが挙げられます。

多数の施設様と契約しているため、
さまざまな依頼施設の要望に答えられるのも大きいでしょう。

個人規模の場合では、緊急読影に対応できなかったり、
依頼施設と遠隔の仕組みを作るのに右往左往することもあります。

大手の場合は独自の仕組みを持っていますので、
導入までがスムーズでしょう。

また、特殊な検査でも大手の場合、読影医が多いため、
その分野の専門の医師も充実していると思われます。

大手読影会社のデメリット

それは、読影医のモチベーション不足からくる
と思われる読影レポートの質の低さです。

なぜモチベーションが下がるかというと、
大手が取るマージンが大きいからです。

詳細はここでは書きませんが、
お時間があれば、会社に病院が支払う金額と、
会社が読影医に支払う金額を調べてみてください。

ちなみにこれを書いている私も、
大手に雇われたことがありますが、
これなら寝当直した方がましだと辞めました。
寝当直をしながらやったこともありましたが、
それでもモチベーションが無理でした。

とはいえ大手は、読影医にとって、単価が安くても、
安定的に仕事を貰えるという点は大きいです。

そういう意味で、読影医の中にも大手様様と
思っておられる方もたくさんおられると思います。